コトユタカという大豆を選んでいる理由
豆腐屋さん、湯葉屋さんにとって、「大豆」は命ですね。
湯葉にとってみれば、大豆と水で出来ているわけですから、もっとも重要。
それがなければ湯葉そのものが作れないのですから。
「いのち」そのものの、大豆。
ゆばふじでは、滋賀県産の「コトユタカ」という品種を使用しています。
会社設立当初(20年弱前)は、アメリカ産の特別栽培大豆を使用していました。
引越しをし、新たに個人のお客様にもお買い物に来ていただきやすい店舗を構える折に、使用する大豆を変える話がでてきました。
大豆を変える。
味自体にも違いが出るだろうし、お取引させていただいている会社や、いつもご購入くださるお客様にとって「味が変わる」ということが、どのように影響するのか未知数だったのでかなりの悩みや、試行錯誤がありました。
今後、長くお商売をさせていただく時に、
「地元産の大豆を使わせていただくということ」
そのことの意味を考え、「変らない美味しさ」を基点に、試行錯誤を重ねました。
コトユタカについての詳しくは、HPに記載しています。
http://www.yubafuji.com/?mode=f13
豆腐加工に向いているとされていた「コトユタカ」ですが、浸水の時間や温度など、様々な条件を考慮し、湯葉作りの、これまた命である豆乳濃度や、引き上げのタイミングなどをはかり、良質の湯葉を作ることに成功いたしました。
お客様からも、「変化」に対しても好意的なご理解をいただけて、ゆばふじでは今、
地元、滋賀の大豆
で、美味しい湯葉を製造しております
滋賀の食材を滋賀で加工し、滋賀の風土を生かしてお商売ができる。
それは、これからも大切にしていきたい心です。